薄扶林懷古(2022)


 《薄扶林懷古》    兆浚

雲霧山中曲徑森 古村悠遠薄鳧林

自天而下甘泉瀑 溪澗瀟然海角臨


兆浚《薄扶林懷古》詩序:

薄扶林者,港島西南之舊壤。背山面海,林壑幽深。舊稱薄鳧林,水草豐美,鳧雁群棲。有瀑布灣,飛泉入海,勢若垂虹,為清代新安八景之一,號「鰲洋甘瀑」。百年之間,海山不語,而人事代謝,飛瀑猶懸。予每過此,見白練垂空,嵐氣蒸騰,海天相接處,風帆隱現,輒感千年興廢,盡付此一瀉千尺之水。丙午夏,偶檢舊稿,聊誌山川遺韻,俟後之知者。

兆浚識。



【訓読】

雲霧山中 曲徑森たり

古村悠遠 薄鳧林(ハクフリン)

天より下る 甘泉の瀧

溪澗瀟然 海角に臨む


薄扶林は、港島西南の舊壤なり。

山を背にし海に面し、林壑幽深たり。

舊を薄鳧林と稱す。

水草豐美にして、鳧雁群棲す。

瀑布灣有り、飛泉海に入る。

勢ひ垂虹の如く、清代新安八景の一にて、

號して「鰲洋甘瀑」と曰ふ。

百年の間、海山語らずといへども、

人事代謝し、飛瀑猶ほ懸る。

予每に此を過ぎ、白練空に垂れ、嵐氣蒸騰し、

海天相接する處、風帆隱現す。

輒ち千年興廢、盡く此の一瀉千尺の水に付くを感ず。

丙午の夏、偶舊稿を檢し、

聊か山川遺韻を誌す。

後の知者を俟つ。

兆浚識




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